畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業(全国推進事業)

畜産クラスター

● とうや湖地域畜産クラスター協議会 概要

協議会の設立経緯と概要

  • 地域の北には羊蹄山、南には有珠山や昭和新山など活火山に囲まれており、道内では比較的温暖で湿度が高く多種多様な作物栽培に適している
  • 温泉熱を利用した施設園芸が盛んである一方、洞爺湖北西部山岳地帯では傾斜地が多く、積雪量の多い地域では酪農をはじめとする畜産が盛んである
  • 畑作と複合経営多く地力の向上を図っているが高齢化により労働力の確保が困難となっている
  • 施設・設備の老朽化により増頭は困難な状況にあるため畑作への転作や離農による戸数減少が続いている

協議会の取組概要

  • コントラクターの設立
    • 良質な粗飼料を確保するとともに、労働負担軽減と適期収穫を可能とするために設立
    • 労働力負担軽減を図り規模拡大と担い手確保を補完する
  • 酪農経営対策
    • ロボットの導入により省力化を図る
    • 施設補修による助成を活用し農家の負担軽減措置を講じる
    • 酪農ヘルパー利用拡大によりゆとりある経営を目指す
  • 肉用牛経営対策
    • 育成牛預託システムを構築し規模拡大を最小限にしながら販売頭数の増頭を図る
    • 地域全体で高育種価牛の受精卵移植を推進
  • 養豚経営対策
    • 地域生産分業体制を構築、繁殖部門と肥育部門のツーサイト方式による飼養体系を構築
    • オートソーティングシステムの導入を行い省力化を図りながら規模拡大を行う
  • ブランド化
    • 当管内で繁殖から肥育まで一貫生産された黒毛和種を「とうや湖和牛」とブランド化
    • 60年以上かけて産地化に取り組んだ「とようらポーク」とブランド化、「いちご豚肉まつり」でPRを実施
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