農協及び自治体の関連機関等による
新規就農・就業支援体制による
畜産経営改善及び畜産技術向上へ貢献
優良事例調査報告書本文(鹿児島県志布志市)
● あおぞら農協畜産クラスター進協議会 概要
地域概要と協議会の設立経緯
- 志布志市は、鹿児島県東部に位置し、大隅半島の付け根で宮崎県に隣接
- 全国有数の肉用牛繁殖地帯で、498戸存立。畜産業における農業産出額70%以上(平成26年度志布志市内)
- あおぞら農協管内に1,000haの茶畑
- 高齢化による肉用牛繁殖経営の弱体化が進む一方、後継者等の新規就農による規模拡大も進行
- 新規就農者や規模拡大を推進するうえで、地域的な生産体系の効率化、コントラクター等の作業受託団体の構築、畜産経営改善に向けた支援体制の強化を図るため、平成27年2月に「あおぞら農協畜産クラスター協議会」を設立
協議会の取組概要
- 担い手育成に向けた取組み
- 家畜や農地、施設、技術等の地域の経営資源の集約化
- 経済連、農協による毎月の経営状況・技術データの検討
- 家畜共済の支援体制
- 生産技術向上効果に向けた取組み
- 飼料生産・収穫、家畜糞尿処理等の作業受託するコントラクターの構築
- ヘルパーによるセリ場までの運搬等作業支援
- 畜産コンサルタント等による経営診断
- 省力化機械導入に向けた農協や試験場等の支援体制