●唐津・玄海肉用牛振興協議会 概要
協議会の設立経緯と概要
- 唐津・玄海地区は、唐津市と玄海町の 1 市 1 町からなり、佐賀県北西部に位置し海(玄界灘)と山が調和し自然豊かで農業が盛んな地域
- 畜産業は重要な産業として位置付けられており、JAからつ の平成 29 年度販売品取扱高のうち畜産は 135 億円で、全体の約 45%(うち肉用牛は 123 億円で約 41%)
- 肉用牛が盛んな地域であり、平成29 年3 月末の肉用牛農家戸数は238 戸(繁殖191 戸、肥育 47 戸)、肉用牛飼養頭数は 21,320 頭で県全体の 40%以上を占めており、「佐賀牛」生産の一大産地として位置付けられている。
- 平成 28年4 月「唐津・玄海肉 用牛振興協議会」を設立し、地域の関係機関が連携することで、繁殖農家の労働負担軽減及び規模拡大、優良な肥育素牛の確保を総合的に支援するサポート体制の充実を図り、以降、肉用牛生産頭数確保のための様々な取り組みが実施された。
取り組みの目的・内容等
- 農家の飼養規模拡大・労働負担軽減のための取り組み
- JAからつキャトルステーションの増築及び機能の充実
- 中心的な経営体を育成するための繁殖牛舎等の整備
- 優良な肥育素牛の確保のための取り組み
- 平成26年度から農場HACCP(平成 27 年に推進農場認定)に取り組む
- 育成子牛のワクチン接種を通常1回から3回とするワクチンプログラムを実施
- 「佐賀牛」ブランド力の向上に向けた取り組み
- HACCPの考え方に基づいた子牛生産や、県で推奨している「肥育素牛育成基本プログラム」用いた良質な素牛生産に取り組む
- (実績)「佐賀牛」発生率 44.7%(H26)→ 53%
- (目標)「佐賀牛」発生率 55.0%(H32)
- ※「佐賀牛:肉質等級5等級及び4等級のBMSNo.7以上のもの。
- 担い手の育成確保・新たな子牛生産頭数確保の支援
- 繁殖農家(採卵供給)と酪農家の連携による、乳用牛を活用したET事業(受精卵移植)での和子牛生産などを普及
- 発情発見装置等のICT技術を導入し、繁殖成績の改善、分娩間隔の短縮を促進
- 地域の関係支援組織が連携して管内農家の巡回指導を毎月実施することで子牛事故等の低減を支援
topへ