● 大阿蘇酪農畜産クラスター協議会 概要
協議会の設立経緯と概要
- 平成28年熊本地震で甚大な被害を受けたものの、復旧・復興に向けた尽力とさまざまな施策が展開された結果、県において酪農及び肉用牛生産は基幹的な農業部門の一つとなり、次世代に継承できる成長産業である
- 自然に恵まれた阿蘇地域は、放牧・採草など持続的な農業活動が評価され、世界農業遺産の認定を受けた
- 管内の酪農家は18戸、経産牛頭数2,871頭、循環型の酪農経営を行い年間約24,700トンの生乳を生産し、地域の基幹産業の一つとなっている
- 施設老朽化や糞尿処理施設不足により規模拡大に支障が生じており、さらに酪農家の老齢化や後継者・新規就農者の確保が課題
協議会の取組概要
- 自給飼料生産の拡大と畜産環境問題への対応
- 堆肥処理施設の導入により、家畜排泄物処理などの改善に貢献
- 良質な堆肥生産が作物への還元や自給飼料生産につながり、購入飼料費の削減にもなる
- 新規就農者への支援
- 関係機関と連携して、就農希望者の把握や空き牛舎の情報収集を行う
- 中心的な経営体が新規就農希望者を雇用し技術を習得させる
- ブランド化・高付加価値化
- 6次産業化で加工・流通業者等と積極的な連携を取り、高付加価値化による販売力強化を図る
- 自社の乳加工施設を持つ酪農家:地元農産物とのコラボレーションによる乳製品の開発、販売
- (有)阿部牧場ではMILKプラントを建設し、自社ブランド製品「ASO Milk」「飲むヨーグルト」 を販売
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