中心的な経営体の代表取締役が牽引し、関係団体と生乳生産増量へ貢献
優良事例調査報告書本文(岩手県八幡平市)● 八幡平前森地区畜産クラスター協議会 概要
協議会の設立経緯と概要
- 岩手県北西部、安比高原スキー場で知られている前森山の東山麓で展開
- 昭和29年に中国(旧満州)から帰国した開拓団、開拓義勇隊の先代達が集団農場を立ち上げるため現在地に入植
- 経産牛200頭、育成牛200頭の飼育(平成27年3月現在)
- 牧草地137ha、飼料畑35ha、年間出荷乳量は1,972t
- 粗飼料基盤の有効活用と生産基盤の整備により後継者への負担を軽減することを目的とし、平成27年3月に「八幡平前森地区畜産クラスター協議会」を設立
協議会の取組概要
- 飼養規模の拡大・飼養管理の改善
- 150頭増頭による生乳生産量1,350tの増加目標
- 乾乳牛舎廃止による人員削減:5,110時間減
- 公共牧野への夏季預託による労働時間削減:380時間減
- 飼養頭数の増頭および労働費削減による収益性の向上
- 自給飼料の向上
- 地域コントラクター組合の岩手山麓ディリーサポートへの作業委託
- 共同作業による粗飼料生産基盤の強化
- 機械導入および作業委託により200時間の労働時間を削減