●みやぎの酪農協畜産クラスター協議会 概要
協議会の設立経緯と概要
- 平成23年の東日本大震災からの復興過程の上に、輸入乾草等生産資材価格の高止まりによる大きな影響を被っている
- 酪農家戸数は後継者不足等を背景に減少が進み、飼養頭数、生産乳量の減少が止まらず、平成28年度と平成14年度の対比で、飼養戸数は258戸、経産牛頭数は4,595頭、生乳生産量は20,499トン減少
- 平成28年度の飼養戸数は300戸、経産牛飼養頭数7,890頭、生乳生産量は65,861トン
- 新たな担い手の育成・確保等、安定した酪農経営の次世代への継承に積極的に取り組み、県内の酪農家や関係畜産農家、耕種農家などと幅広く連携し、関係農家全体の所得向上と地域の振興、活性化を図るため、みやぎの酪農協畜産クラスター協議会を核として地域密着型の事業展開が開始
取り組みの目的・内容等
- 家族経営体による「経営継承+規模拡大」をセットとした親元継承モデルの構築
- 法人経営によるさらなる規模拡大
- 搾乳ロボット等の省力化機械導入による省力化と労働負担の軽減、さらなる規模拡大
- 哺育育成事業を充実させ、積極的な預託による労働負担の軽減と乳用後継牛の確保
- 計画的な乳用後継牛の確保と余剰腹を活用した新たな生産性の向上
- 遊休農地等の地域資源を集約し、地域の拠点となる酪農経営を育成する
- 自給飼料収穫・調製作業等の外部支援組織の委託や効率化を進め、労働負担を軽減し生じた余剰労働力を活用して生産性の向上に努める
- 自給飼料の生産・利用を拡大することにより、地域全体で生産コストの低減と生乳生産量の増大を図る
- 高齢化や後継者不在農家については、労働負担の軽減により離農までの期間を延長することで、地域での生乳生産量を維持
- 空きスペースでの増頭を図り、生乳生産量を増加させる
- 6次産業化を推進し、所得の向上、乳製品の消費拡大を図る
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