●石川県畜産クラスター協議会 概要
取り組みの概略・経緯等
- 県内の肉用牛農家は、37戸、60歳以上が７割と高齢化が進み、年々、生産者数は減少傾向にあり、特に和牛繁殖農家の減少数が著しい状況
- 能登牛1,000頭生産体制を構築すべく繁殖基盤と肥育基盤の確保を目指す
- 繁殖基盤の強化については、新規就農者の確保、既存農家の増頭支援、公共放牧場の活用による繁殖雌候補牛の哺育・育成の外部化による省力化に努めている
- 肥育基盤の強化については、既存農家の増頭支援、新規就農者の確保や企業誘致、意欲ある生産者の施設整備などの支援を行っていく
- 安定した能登牛の生産体制の維持・確保を図るために肥育素牛の安定確保や導入費の削減を図っていき経営の効率化や生産コストの低減に向け取り組む計画
取り組みの目的・内容等
- 新規就農者の確保
- 就農希望者の掘り起こしからＯＪＴ研修などにより、技術研修から営農に至るまでの一貫支援を行う
- 関係機関が連携して新規就農者および担い手（生産農家の後継者や従業員等）の確保、育成を進める
- 事業用地や離農跡地等を斡旋し、就農が円滑に行われるよう支援する
- 企業誘致による新規参入を継続的に推進し、地域雇用の創出も図る
- 能登牛の増頭、和牛子牛生産頭数の増頭
- 個々の生産農家の増産および企業誘致による新規就農などによる増頭
- 和牛受精卵を年間約900卵を県で生産、酪農家へ供給し乳牛の借り腹による和牛子牛生産を推進する
- 育成牛や妊娠牛を2か所の公共放牧場へ預託することにより、農家の管理頭数の減少による省力化を図る
- 既存牛舎の空きスペースの有効活用による飼養頭数の増加を図る
- 繁殖肥育一貫体制・分業体制の構築
- 繁殖経営においては、畜産クラスター事業を活用した繁殖雌牛の増頭
- 酪農経営における和牛受精卵の活用による和牛子牛の増産
- 肥育経営との連携による県内保留頭数の増加を図る
- 肥育農家が繁殖部門へ参入する際に、肥育農家所有の繁殖牛の管理を受託することで、地域内一貫生産体制を構築
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