●菊池地域畜産クラスター協議会 概要
取り組みの概略・経緯等
- 県内畜産の40%を占める一大畜産地帯で農畜産物販売高283.7億円の80.1%を畜産が占める
- この10年間の酪農家戸数は減少傾向が続いているが、飼養頭数は平成23年まで減少が続いたもののそれ以降は増加に転じ、27年以降は計画的な取り組みにより9,000頭台に大幅な回復
- 肉用牛生産では、この10年間を通して飼養戸数は減少傾向が続いており肉牛の販売頭数は20年の15,221頭から30年は9,975頭へ減少している
- 新たな繁殖基盤・素牛供給の取り組みにより、肉用牛素牛500頭/年間の出荷頭数の増加を図る
- 酪農経営の飼養管理効率化への取り組みにより、出荷乳量82,000t/年を目指す
- 効率的な飼料収穫体系の取り組みにより、飼料作物(飼料用トウモロコシ)の作付面積100ha増加を掲げる
取り組みの目的・内容等
- 新たな繁殖基盤・素牛供給
- 規模拡大する酪農家の乳用牛育成にかかる労働力負担の軽減を図る
- 乳用育成牛に黒毛和種の受精卵移植を行って肥育農家への肉用素牛の供給体制を確立
- 乳用牛と肉用牛の両面の生産拠点としてキャトルブリーディングステーション(以下、CBS)を整備
- 血統が良い雌牛については、繁殖雌牛としての供用を目的に繁殖農家への提供も検討
- 酪農経営における飼養管理効率化
- 乳用牛の暑熱ストレス対策として夏場の暑熱への対応すべく暑熱対策牛舎の導入
- 夏場の電気量削減に向けた省エネタイプ牛舎の効果検証
- 効率的な飼料収穫体系の取り組み
- 自給飼料生産や稲わらの収集収穫に関する機械の導入
- バンカーサイロ整備により、飼料作付取集面積の拡大が図れ、以前に比べ購入飼料費を抑えることができている
topへ