畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業(全国推進事業)

畜産クラスター

●香川地域高品質牛乳生産協議会 概要

取り組みの概略・経緯等

  • 経営者の高齢化、後継者不足などから飼養農家戸数、飼養頭数の減少が続き、10年前の平成22年に比較し、戸数が57戸(41%)、頭数が830頭(15%)減少
  • 高松市の酪農家戸数は23戸で、香川県の生乳生産量の約30%を占める地域であるが、近い将来、担い手の不足などで生産基盤の弱体化が懸念されていた
  • 当地域の酪農家は高品質牛乳として販売する生乳を生産する酪農家として指定されており良好な乳質成績の更なる良質乳の生産が求められていた
  • 乳牛に対し良い飼養環境を整備し提供することで乳質改善を図るとともに、低コスト化のための地域内耕畜連携による粗飼料の確保に取り組んでいる

取り組みの目的・内容等

  • 飼養規模の拡大と飼養管理改善
    • 生乳生産基盤の維持、拡大と良質乳の生産と規模拡大による作業の省力化を図る
    • 搾乳舎、育成舎の整備と、性判別精液を活用した自家育成の後継牛により経営規模の拡大を図る
    • 搾乳牛頭数を平成26年の215頭から平成32年の350頭、生乳生産量は1,865㌧から3,203㌧への生産量の増加
    • 搾乳施設の整備、暑熱対策や牛床ベッドの管理による牛舎環境を改善
  • 自給飼料の拡大と耕畜連携
    • 稲WCSの栽培について「香川地区WCS生産組合」(事務局:JA香川県)を設立し、地域内での稲WCSの栽培・流通、耕畜連携に取り組む
    • 耕畜連携面積の一層の拡大が急がれ堆肥の利用者の増加を図るため、良質堆肥を安定的に生産し、供給するための家畜排せつ物処理施設を整備
    • 耕種農家との耕畜連携は果樹農家も構成員として参加しているため、果樹農家から供給されたフルーツを用いた商品などアイテム数の増加にも結び付いている
topへ