畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業(全国推進事業)

畜産クラスター

●香美町畜産クラスター協議会 概要

取り組みの概略・経緯等

  • 兵庫県北部の但馬地域に位置し内陸部は1,000m級の山々に囲まれ、面積の約86%を林野が占めており、年間を通じて降水量が多く、冬期には積雪が2mに達する
  • 日本農業遺産に認定された「兵庫美方地域の但馬牛システム」の生産基盤の確保は重要だが繁殖雌牛頭数はピーク時のには4,000頭を超えていたが、その後、年々減少し、平成27年2月現在では1,961頭まで減少<している/li>
  • 香美町の繁殖雌牛頭数は美方郡全体の60%以上を占め、平成23年2月以降は、増加傾向を維持していたが、平成26年2月、ついに減少に転じ(1,288頭→1,277頭)、平成27年2月現在には1,223頭となった
  • 但馬牛の増頭に向け、肉用牛農家の施設整備を支援することを目的として、中心的経営体(44戸)と地域の関係機関から成る香美町畜産クラスター協議会を組織した

取り組みの目的・内容等

  • 繁殖但馬牛頭数の増加
    • 地域の自治体、農協、但馬牛生産者等が一体となって、但馬牛の原産地としてのブランド力向上を図る
    • 育種改良推進のため、飼養頭数の増加及び地域全体の収益性向上を目指す
  • 雇用促進と担い手の育成
    • 中心的な経営体における規模拡大及び新規就農者による施設整備の実施を支援
    • 新たな雇用の促進と担い手の育成を図ることを目指した
  • 放牧の推進と堆肥の流通拡大
    • 放牧面積の拡大によって省力化と生産コストの低減を図る
    • 良質堆肥の生産と地域外の稲作農家等への流通面積を拡大する
    • 農地の土壌改良を促進し、高付加価値米等の生産拡大を目指す
  • 但馬牛ブランド力の強化
    • 6次産業に取り組む多頭農家を支援することで、神戸ビーフ(但馬ビーフ)の供給量を拡大
    • ブランド力強化によって地域収益性の向上を目指す
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