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今年度は26道県の地方審査委員会より酪農9事例、肉用牛繁殖5事例、肉用牛肥育12事例、養豚6事例、採卵鶏1事例、ブロイラー1事例、組織・グループ活動1事例の計35事例の推薦があった。経過をお話しする前に今年は今までにないような立派な経営が多く審査委員会では選考に苦労し、一部経営について評価が分かれ投票によって決定したことを報告する。これら推薦事例について第1回審査委員会で書類審査を行い最優秀賞、優秀賞候補として12事例を選考し、これらのうち書類内容で不明な点等審査上で必要な事例については現地確認を行い、第2回審査委員会を経て、先ほどの発表内容がこれまでの審査内容と相違ないことを確認し、最終的に最優秀賞4事例、優秀賞8事例を決定した。 審査基準は例年と大きく異なることはないが、今年はいわゆる家畜排せつ物法が本格施行されることを受けてふん尿処理や環境保全について厳しくチェックを行った。なお、今年も昨年同様に畜種別の垣根をとり除き、生産性、収益性等の経営実績、それを支える経営管理技術や特色ある取り組みや活動を評価の中心に据えて、審査を行ったことを申し添える。 それではまず、最優秀賞4点を発表する。 まず、酪農経営で北海道中標津町の「フリーストール方式における自給飼料の高度活用によるゆとりある高収益経営」というテーマで発表された遠藤昭男、美智子さん。 続いて肉用牛関係で岡山県川上村の「地域資源を生かした低コスト肉用牛繁殖経営」というテーマで発表された石賀博和、恵子さん。養豚経営では鹿児島県大隅町の「高い生産性・収益性を生む養豚経営の実践」というテーマで発表された有限会社大隅ポーク。採卵養鶏では島根県大田市の「採卵養鶏一筋、地域の仲間と共存・共栄」というテーマで発表された有限会社旭養鶏舎である。 また、このほか8事例は優秀賞と決定した。
○受賞者名をクリックすると、それぞれの事例がご覧いただけます。 【最優秀賞】 【優秀賞】 (*本審査講評は、発表会の審査講評の要旨を畜産コンサルタント誌編集部がまとめたものです) |