農林水産大臣賞・優秀賞
夏山・冬里方式の導入で「ゆとりある繁殖複合経営」の実現
〜放牧で得られた余剰労力を他部門に生かした和牛繁殖経営〜


 群馬県新治村 原澤典雄・かよ子
(肉用牛繁殖経営)
 原澤さんの経営の特徴は公共育成牧場への夏期預託を積極的に行い、省力化で浮いた労力を活用して1.4haの枝豆栽培を行う野菜との複合経営であり、繁殖牛70頭で早期離乳(7〜10日)で繁殖成績も良い。石賀さんに比べて子牛の生産原価が33万円強と高いが、年間総所得1573万円をあげ、中山間地域の繁殖経営の1つのモデルといえる。