農林水産大臣賞・優秀賞
家族経営によるゆとりある肉用鶏専業経営
〜家族経営協定でサラリーマンを超える所得の実現〜
長崎県深江町 横田清廣・サチ子
(肉用鶏経営)
横田さんは平成3年の雲仙普賢岳の被災農家で被災後2年目に隣町の新天地で5万羽から再開し、平成7年の避難勧告区域解除を受けて自宅に帰り規模拡大を段階的に行い、現在は2ヵ所で最大13万羽を飼育し、年間出荷羽数は50万羽に達している。
横田さんの経営では作業従業者5人が共通した方針のもとの飼養管理により、鶏の気持ちに立ち快適な飼育管理のための換気と温度コントロールをしている。また、耕畜連携のため耕種農家と共同でたい肥舎、機械類を整備し、鶏ふん搬出、掃除は耕種農家が分担する代わりに鶏ふんは無償譲渡し、鶏舎清掃を大幅に省力化している。経営成果として総所得2549万円、所得率12.5%、100羽当たり所得5112円というすばらしい成績を残している。