職員インタビュー

動物応用化学科修了
主な業務
管理部に所属し、農業高校や農業大学校の教職員のみなさんを対象に研修の支援を行う事業や各種調査事業などを担当しています。研修に使う資料作成や会議開催など、運営や企画立案に取り組んでいます。
入会して感じたこと
畜産に関係する基本的な知識習得を目的とした職員研修をはじめ、入会してから今までに多くの学ぶ機会があり、実務に関連する知識が蓄えられていったと思います。また1年目から様々な仕事に携われる環境が整っているので、意欲があれば多くの業務にチャレンジできることも魅力です。
志望理由
大学では動物応用科学を専攻し、将来は畜産業全体の振興に繋がる仕事がしたいと漠然と考えていました。営利目的が先行しない仕事が良いと思案していたところ、当時の所属研究室の教授の勧めもあり中央畜産会を志望しました。転勤がなく腰を据えて長く仕事が続けられるといった環境も決め手となりました。
学生の皆さまへ
時間をかけて自分を見つめ直す機会となるのが就職活動だと思います。本音と建前が共存するなかで、自分を偽ることなくやりたい仕事を見つけることが、なりたい姿に繋がると思います。なにより意欲が重視される職場です。自分の意見を持ち、何事にも前向きに取り組む姿勢をもって中央畜産会を選んでいただければと思います。
研修について
・ビジネスマナー研修
・コミュニケーション研修
・新任基礎研修(基礎編)
中央畜産会および46道府県の畜産会に入会した新任役職員を対象に、今後の活動に必要な基礎的な知見などを学びます。
・職員研修(週1)
新任職員を対象に畜産に関連する基礎知識の習得を目的とし、今後実務で必要となる周辺知識の付与を行います。
…等
・職員研修(週1)
各種統計データを参考にした経営分析や実態調査結果から見える要因分析など、畜産経営分析のノウハウを学びます。
・経営指導従事者研修
新任者層を対象に、円滑な経営支援業務を行うためのロジック等を盛り込んだ実践研修を行います。
・海外畜産事情研修(基礎編・実践編)
EUにおける畜産経営に対する支援指導活動の実態や方法等について、海外派遣を通して知見を広げます。(昨年度は新型コロナウイルス感染拡大のため、リモートにて現地リポート等を実施)
…等

— 令和3年4月入会 総合ビジネス科卒業 Sさん
新任職員を対象とした週1回の職員研修では、畜産に関連する基礎知識を学ぶこと ができます。
“家畜ってなに?”というテーマから、“乳用牛や和牛の種類は?”“家畜は何を食べているのか?”など研修を重ねる度に、暮らしと密接な関係にある畜産の知らなかった情報に驚き、また勉強になることが多いと実感しています。
この研修は、総合ビジネス科出身で、畜産に関する知識をほとんど持っていなかった私でも分かりやすく、また普段の仕事においても業務内容の理解に非常に役に立っています。
また、先日兵庫県で行われた和牛枝肉共励会の視察に初めて伺いました。牛の枝肉や格付に使う器具を実際に見たときには、以前に研修で学んだことが思い出され、より興味を持って参加することができました。
現在、管理部に所属し、システム関係の仕事に携わっています。まだまだ学ぶべきことが多くありますが、毎週の新鮮な驚きを糧に日々仕事に取り組んでいます。
— 令和3年4月入会 食品資源経済学科卒業 Hさん
経営指導従事者研修とは、全国の畜産会組織の幅広い経営支援活動を行うために、 より専門的な経営支援の知見を学ぶことを 目的とした研修で、課題に応じて意見交換 を行います。畜産経営において重要なポイントとは何か、どうすれば畜産農家の経営をサポートできるか等、課題資料の見方から読み取れること等について講師を交えて話し合います。
普段はなかなか会うことのできない全国の畜産会組織の職員の人たちと、共通の課題について議論を交わすことで、各道府県の畜産情勢や業務状況等の理解につながります。
こういった研修は、私が普段行っている業務が全国の現場でどう活かされているのかイメージが明確になりますし、全国の畜産会組織の職員の人たちと短くも濃密な時間をともに過ごすことで、コミュニケーションが円滑になり、研修後のやり取り等がより良好になっていると実感しています。

食料資源経済学科卒業
主な業務
現在担当している主な業務は2つです。1つは全国の酪農、肉用牛経営を対象にした、経営及び技術成績の実態調査です。調査結果を所得や飼養規模別に集計し、畜産関係者に情報提供しています。2つ目は、全国優良畜産経営管理技術発表会です。この発表会では、経営及び管理技術で優秀な成績を収めている全国の畜産経営の中から、特に優秀な経営を選抜し、表彰を行っています。受賞者の中には、農林水産祭で天皇杯を受賞した事例もあります。
畜産のことをどう学んでいるか
毎週水曜日に若手職員を対象とした職員研修が行われているので、主に研修の中で畜産の基礎を学んでいます。
職場環境
本会には行政機関や畜産関係団体等で経験を積まれたOBが多く在籍しており、仕事の中でわからないことがあっても、ベテラン職員がサポートしてくれるので安心して働ける職場であると感じています。
学生の皆さまへ
本会には、大学時代に必ずしも畜産を専攻していた方だけが在籍しているわけではありません。私自身、大学生のときには農業経済を専攻しており、畜産の知識はほとんどありませんでした。入会が決まった後に、日々勉強は必要ですが、研修も充実しているので、これから畜産を学びたいという意欲がある方は、現在の専攻分野にとらわれずに是非チャレンジしてみてください。
「全国優良畜産経営管理技術発表会」開催スケジュール
この発表会は、優れた畜産経営等を表彰し、その成果を広く紹介することで、国内の畜産経営の経営改善に資することを目的に毎年開催しています。発表会の受賞者の中から、これまで天皇杯や内閣総理大臣賞等、名誉ある賞に数多く選出されています。


こんなこともやっているよ中央畜産会
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