畜産物の生産性を向上させるため、家畜疾病の予防や生産現場への衛生指導、
衛生技術の向上のための研修会等を開催しています。
また、農場HACCP の認証にも取組んでいます。
育てる
農場HACCP認証
概要
農場HACCP認証の認証審査を実施
農場HACCP認証の審査員や指導員の養成等のための研修を開催
主な業務
農林水産省から公表された「畜産農場における飼養衛生管理向上の取組認証基準(農場HACCP認証基準)」に従って、申請があった農場に対して審査を行います。その審査結果を基に、農場を認証し公表しています。また、農場HACCP認証の適正な実施や普及推進を図るため、実際に審査を行う審査員や構築指導を行う指導員の養成や力量向上のための研修を開催しています。
守る
家畜伝染病の防疫演習の実施
概要
重大な影響を及ぼす家畜の伝染病の発生に備えて、各地域の関係者が一体となって防疫演習の実施を推進
主な業務
高病原性鳥インフルエンザや豚熱など重篤な伝染病が発生した際には、迅速な防疫措置により、地域へのまん延を防ぐことが重要です。そのため、実際の発生を想定し、都道府県、市町村、畜産団体、獣医師、農家等の地域の関係者が広く参加する防疫演習を実施することで、自衛防疫体制の強化を図ります。
また、各地域での防疫演習の取組状況を共有することで、より効果的な防疫対応が行えるよう、事例集を作成しています。
育てる
畜産経営コンサルテーション
概要
畜産経営コンサルテーション業務や総務・経理業務に携わる全国の畜産会職員のスキルアップを図るため、経験に応じた段階別の研修会を実施。
畜産コンサルタントとして一定の経験・年数を経過した人を対象に、畜産経営支援活動のリーダー役となる総括畜産コンサルタントの資格を付与する資格試験を実施。
主な業務
研修会では、カリキュラムの内容や講師選定等の企画立案から研修会当日の運営等を行っています。令和4年度は68回実施しました。
総括畜産コンサルタント資格試験は、外部の専門家を委員とする試験委員会の開催、受験者との取りまとめ等の運営を行っています。
支える
畜産経営指標づくり
概要
畜産経営や畜産会関係組織が協力しあい、地域全体で畜産の収益力を高めていこうという畜産クラスターの全国的な推進を支援。
優良事例の調査や畜産クラスターを推進していくためのコーディネーターの養成、経営指導に活用するための経営指標づくり等を実施。
仕事紹介
経営指標づくりでは、全国の酪農・肉用牛経営(約300戸)を対象とした経営の所得やその裏付けとなる生産技術成績(例:年間の産乳量はどのくらいか、子牛の販売価格はいくらか)を調査し、冊子やHPなどで広く情報提供しています。
調査は全国の畜産会組織が実施し、当会は調査内容の検討や調査結果の集計・分析等を行っています。
支える
畜産クラスター
主な業務
畜産クラスター計画を策定した地域の収益性向上等のため、畜産クラスター計画に位置付けられた地域の中心的な経営体の施設整備や機械装置の導入に対する取組を支援しています。
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全国優良畜産経営管理技術発表会
概要
全国優良畜産経営管理技術発表会の運営・開催。
仕事紹介
全国優良畜産経営管理技術発表会は、全国の畜産会組織が年間延べ約1,550戸の生産者に対して支援・指導活動を実施するなかで明らかになった各地域の優秀な経営が参加し、経営成果の発表と表彰を行う行事です。
本発表会は、全国の畜産農家の経営改善と支援指導業務の参考になる情報の提供につながる重要な情報発信の機会となっています。これまで本発表会で最優秀賞を受賞した事例は、国民的な祭典である「農林水産祭」においても「天皇杯」や「内閣総理大臣賞」等を数多く受賞してきました。
畜産会組織から推薦された畜産経営について、全国の専門家による書類審査、現地調査が行われ、絞り込まれた8経営が発表会で発表・表彰されます。昭和61年度から開催し、これまでに330戸の畜産経営を表彰しました。
私たちは、審査委員会、発表会の開催、現地調査のコーディネート等の運営を行っています。
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畜産総合専門誌・映像の制作
概要
月刊誌「畜産コンサルタント」や特別出版物(飼養標準シリーズ等)、畜産手帳の刊行・頒布等を通じて、畜産生産者・関係者へ的確な情報を提供。
畜産現場映像を撮影・収集し、分かりやすく質の高い情報に編集・加工し、インターネット及びBSグリーンチャンネル放送等により情報を発信。
主な業務
畜産コンサルタント誌の企画立案・原稿依頼・編集等を行い、国内唯一の畜産総合専門誌として年間7万2,000部を発行しています。また、実際に全国各地に取材に赴き、写真の撮影からグラビア記事等を作成しています。
映像制作については、撮影・編集する映像について企画立案から映像制作会社の選定などを行います。
各地現場ではロケ撮影に立ち会い、制作業者とのやり取りを重ねて、分かりやすく伝わりやすい作品を作っています。
支える
農家への低利融資支援
概要
畜産特別資金等を融通した融資機関に対し利子補給金の交付及び資金の円滑な融通を図るため、農業信用基金協会が行う債務保証への支援を実施。
道府県畜産協会(支援協議会)に対し、畜産特別資金借入者等への経営改善指導・助言を行うのに必要な経費の補助。
主な業務
畜産特別資金は、負債の償還が困難となっている畜産経営を支援するため、償還に必要な額を長期・低利の畜産特別資金で借換えることで、利子負担の軽減を図ることを目的としています。
経営改善指導を受けながら経営改善を進める制度で、低利な貸付利率とするために融資機関に対し利率引下げに必要な利子補給金を交付します。
主な業務
経理部門の部長として統括管理をしています。
当会は公益法人として補助金を扱っており、経費の収入・支出の管理のほか、日々の進捗管理を各事業担当者や役員と連携を取りながら行っています。
キャリア形成
昭和61年に入会し、指導部(現在の経営支援部(支援・調査))に配属され、6年後に総務に異動になりました。平成8年に結婚し、2年後に妊娠・出産、育児休業を経て平成11年に職場復帰、それからは事業第一統括部(現在の経営支援部(支援・調査)と(情報))にて庶務を担当しました。
1人目の出産から6年後に2人目を授かり、2度目の育児休業後は育児と仕事の両立に苦労しながら、総務にて文書管理や総会・理事会等の業務を行っていました。平成22年に経理に配属されてから主幹、審査役を経て、令和5年に部長に任命されました。
今は管理職という責任ある職務をいかに全うするか挑戦の毎日ですが、部下や同僚と協力しあいながら、円滑に業務が推進されるようにサポートしていきたいと思います。
主な業務
各種文書の発信と照合や事務所環境の整備、備品や文具の補充、採用活動等を実施。
仕事紹介
様々な文書のファイリングやコピー機等の備品の管理、文具の補充などを行っています。
採用活動では、各大学に訪問し、会社説明会の実施や大学が主催する企業説明会への参加、オンラインでの会社説明会の開催、職場訪問・インターンシップの受入窓口など、当会を積極的にアピールし、優秀な人材の確保に努めています。
また採用パンフレット等販促物の作成にも力を注いでいます。