牛舎外観
 NPO法人福島農業復興ネットワーク(通称:FAR-Net)は、被災地福島県の酪農の復興と循環型農業の発展を目的として平成24年1月に設立された。ミネロファームは「災害による酪農者救援・支援事業」の「ミネロ・パイロット・ファーム プロジェクト」の1つとして開設された、FAR-Netが運営する牧場である。プロジェクトの主体はFAR-Net、プロジェクトの支援をダノンエコシステムファンド(資金提供)と福島県酪農農業協同組合が行っている。牧場の従業員に原発事故により避難等を余儀なくされた酪農家(浪江町や飯館村)を雇用し、「被災酪農家の雇用創出と経営再開への支援」を行っている。経営が困難になった牧場を借り受け、震災の影響を受けた施設等を改修し運営。現在104頭の搾乳牛を飼養、11月1日には東北生乳販連へ生乳の出荷が開始された。今後は生産事業に加え、酪農教育ファームやインターンシップなども実施予定である。