中央畜産会

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1996年11月号

表紙

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表紙
タイ国の豚
《特集》環境保全・最近の実用化技術と研究動向
 家畜ふん尿の処理は、堆肥化が原則ということが定着したかにみえる。「有機農産物」 への消費者の評判が高まるなかで、有効な資材としての家畜ふん尿堆肥の需要増大もあ って、堆肥が収入の大きな柱になっている事例もみられる。
 しかし、環境保全問題に上手く対応しないと、畜産経営の根底が危うくなるという現実 も多く耳にすることから、最近の畜産環境保全の研究から、実用化された技術や研究動向を紹介する。
  • ◇家畜ふん尿の炭化とその意義 福光 健二
  • ◇樹木による悪臭の緩和と生垣の効果 高橋 朋子
  • ◇家畜ふん尿処理システムの確立 -堆積運搬車と切返し機の活用-
    西崎 邦夫
  • ◇コーヒー粕利用による脱臭と家畜のストレス解消 児島 春夫
  • ◇微生物利用の畜産環境保全 -沖縄県での事例を中心に- 宇根 良則
  • ◇最近の家畜ふん尿処理・利用研究開発の動向 原田 靖生
《畜産の経営と技術》-酪農-
◆ロボット搾乳のその後 桑名  隆
 搾乳作業をロボットに任せることができれば、酪農はまさに楽農になる。こんな期待に 向けさまざまな研究がなされている。今、搾乳ロボットの開発はどのような展開をし ているのか。わが国で搾乳ロボットの研究に携る筆者は、昨年、ヨーロッパ調査に行く機 会を得、その様子や最近の日本の情勢等も含めて解説した。
《その他の記事》
めん羊・日本飼養標準の使い方 斉藤 利朗
世界ホルスタイン・フリージアン会議の成果と方向 桃田 清友
小さな町の「日本一大きい白うさぎ」-秋田県中仙町- 熊谷 和則
税務相談Q&A⑨ 源田 佳史
私にとってのインターネット -ホームページ作りを楽しもう-
萬城 守郎
国立牧場60年前の飼料生産 -牧場創立百周年によせて- 三上 賢郎
畜産物市況展望
食肉□国産物へシフト、牛は強含み、豚はロインの動向に注目
酪農・乳業□輸入脱粉6000t放出
鶏卵□年末手当買い始まり、220円前後
口絵
酪 か ら 楽 へ  ~ 可能性広がるロボット搾乳 ~
- 栃木県那須町・ロボファーム -