中央畜産会

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1996年6月号

表紙

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《特集》畜産コンサルテーションからみた自由化の影響
 牛肉の自由化後五年。この間、為替相場が円高基調で推移したこともあって、畜産経営は激変を経験した。 早急な経営体質の改善と足腰の強化が求められている中で、畜産経営者はどんな選択をし、どう対応してきたの だろうか。今月は、経営診断の結果からその足取りを追ってみた。
  • ◇酪農経営への影響-北海道 須藤純一
  • ◇酪農経営への影響-岡山県下 本松秀敏
  • ◇肉専用種肥育牛経営への影響-鹿児島県下 大竹野一博
  • ◇肉用牛経営への影響と地域対応-愛媛県の場合 崎田盛夫
  • ◇養豚経営への影響-山形県下 川村信雄
《畜産の経営と技術》
養豚◇豚尿汚水の脱臭対策 河嶋典夫
鳥取県中小家畜試験場では、腐食土から採取した処理菌を培養・増殖させ、その分解能力を応用し、豚の尿汚水の悪臭を大幅にカットさせ、その後液肥料として使えるシステムを開発した。そのシステムについての概要を紹介する。
養鶏◇食鳥検査からみた疾病発生と対策 中村政幸
ここ数年間、食鳥処理場で処理されたブロイラーの中で、「屠畜・内臓摘出の禁止」の対象となった疾病の種類と対策および治療法について解説する。
酪農◇ニュージーランドのゆとり酪農-イージーブリードを活用した季節繁殖-  水田洋一
ニュージーランドで開発された牛の性周期同調剤イージーブリードの特長や利点を解説するとともに、日本での活用の可能性について紹介する。
その他の記事
◇活用したい自治省の畜舎用地の固定資産税に関する通達 磯貝 保
〈シリーズ・ゆたかな畜産の里③〉
◇農業の原点に組み込まれた伊江村の畜産 山本文二郎
◇アメリカ・ケンタッキー州における軽種馬生産 佐瀬三雄
◇敷料とその節約のための飼養管理 杉山 恵
〈海外文献〉
◇中国における家禽衛生の現状と課題(下)
(著)HSIANG-PIH-HU (訳)戸塚和也・戸塚耕二
◇SEW(早期離乳隔離方式)を成功させるための要因(I)
(著)Gary Dial,Camille Moore,Barry Wiseman,Joe Connor and Frank Aherne (訳)八木満寿雄
◇トルコ・ギリシャうわの空-最終回- 秋山賢一
◇カウボーイ志願のアグリエッセイ-世界の畜産みてある記-⑫
アミーゴ社会の農業革命ガウチョの国パラグアイ 増井和夫
畜産物の市況展望
食肉◇牛肉は狂牛病で国産へシフト、豚肉は500円台で推移か
酪農・乳業◇脱粉は2円値下がり
鶏卵◇不需要期に入り、メーカーの手当て買いに期待
口絵
花とコーヒー粕利用で環境対策-群馬県前橋市・向原養豚場-