平成28年度の新規獣医師等基礎臨床診療技術研修のご案内

2016/02/29

国内での口蹄疫等の特定疾病は清浄化されているものの、近隣諸国で口蹄疫が、ロシアでは豚に特有のアフリカ豚コレラがそれぞれ継続的に発生する等緊迫した家畜衛生状況にあることから、これら防疫支援強化に不可欠な産業動物獣医師の育成、確保のため、産業動物診療の基盤である新規獣医師については、基礎臨床診療技術の早期習得及び家畜伝染性疾病等に即応できる臨床診療技術水準の確保、また、第一次診療及び初期防疫措置を担う中堅産業動物診療獣医師については、高度臨床診療技術の習得及び防疫措置支援技術研修を実施して海外伝染病発生時の早期診断、防疫支援に係る実践的な知識･技術の修得を図ることが必要であります。

このため、公益社団法人中央畜産会では、平成２６年度から３か年計画で産業動物危機対応獣医療確保特別対策事業の一環として、産業動物診療に新規参入する獣医師を対象に農林水産大臣指定の診療施設において、牛、豚等産業動物に関する基礎臨床診療技術研修を３か月間実施する予定としております。更に、新規獣医師等(就業後概ね３～５年程度まで）を対象に、特定疾病等に関する防疫技術研修を５日間、馬、鹿、ダチョウ、緬山羊等の特用家畜に関する衛生管理技術研修を３日間実施する予定としております。

この新規獣医師等基礎臨床診療技術研修を希望される方は、別添の申込願書（様式第１号）により平成２８年３月３１日（金）までに、(公社)中央畜産会会長あて申し込みをお願いいたします。併せて、この申込願書の写しを本会衛生指導部（研修担当；原田）あて、メール(eisei) 又はファックス(FAX03-3256-9311) にてご送信をお願いいたします。