平成20年度全国優良畜産経営管理技術発表会
社団法人中央畜産会および社団法人全国肉用牛振興基金協会(共催)は、11月7日に東京都港区の虎ノ門パストラルにおいて、平成20年度全国優良畜産経営管理技術発表会(第48回農林水産祭参加行事、後援:農林水産省)を開催いたしました。
本催しは、両団体の会員団体等が行う支援活動を通じて明らかにされた、優秀な経営実績を有している、あるいは特色のある取り組みを行っている畜産経営等について表彰するとともに、これらを通じて明らかになった経営の成果等についてインターネット等を通じて広く紹介し、畜産経営の改善に資することを目的としております。
当日は、事前に選考された12事例による業績発表の後、審査委員会において最終審査を行い、「平成20年度全国優良畜産経営管理技術発表会開催概要」のとおり、最優秀賞4点、優秀賞8点を決定、表彰式を執り行いました。
なお、今回選定された最優秀賞4事例については、来年開催される第48回農林水産祭および平成21年度畜産大賞経営部門に推薦する予定です。
平成20年度全国優良畜産経営管理技術発表会開催概要
平成20年度全国優良畜産経営管理技術発表会表彰者
[酪農経営] | |
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・大好きな牛飼い次世代へとつなぐ ―パートナーと牛たちにやさしい酪農をめざして― 北海道厚岸郡浜中町 菊池光男・イチさん |
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・酪農経営の高位安定へ向けた取り組み 秋田県山本郡三種町 細越真利雄さん |
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・遊休農地を活用したジャージー牛経営―高品質牛乳生産― 岡山県真庭市 二若信彦さん |
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[肉用牛繁殖経営] | |
・共同作業を基盤とした畜産基地入植者の和牛繁殖経営 ―地域農業活性化に向けた大きな役割を担って― 新潟県東蒲原郡阿賀町 八木山草地利用組合 |
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・酪農経営から肉用牛繁殖経営への転換 ―「か・き・く・け・こ」の実践― 佐賀県佐賀市川副町 大坪操・秀子さん |
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・牛が主人公の島づくり 人工哺乳による多頭化と発育の向上を目指して 長崎県佐世保町 UKUカーフクラグ |
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・経営条件を活かした肉用牛からの6次産業への展開 〔肉用牛を基盤とした農家レストランなどの取り組み〕 大分県玖珠郡九重町 鷲頭栄治・洋子さん |
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[肉用牛一貫経営] | |
・地域資源活用型/低コスト肉用牛肥育経営 ―飼料価格高騰に対峙するモデル的な取り組み― 宮崎県児湯郡高鍋町 有限会社藤原牧場 |
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[養豚経営] | |
・生産性(繁殖成績)向上で堅実な養豚一貫性経営 ―適材適所でモチベーションアップ― 島根県江津市敬川町 有限会社マルナガファーム |
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[採卵鶏経営] | |
・地域に根差した採卵経営の実践 ―地元で生まれ育った信頼の経営― 三重県度会郡伊勢町 株式会社南勢養鶏 |
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・「信頼と絆」で広がる地産地消の輪 ―生産者主導の販売展開による100%有利販売の実現― 兵庫県加古川市八幡町 株式会社オクノ |
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・「元気な鶏から最高のたまごが生まれる」をモットーに直販の実践 愛媛県四国中央市長島町 有限会社熊野養鶏 |