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審査講評を申し上げる前に報告したい。この「全国優良畜産経営管理技術発表会」は農林水産祭参加行事であるが、農林水産業者・団体の最高の栄誉である農林水産祭の天皇杯にこの発表会の最優秀賞の受賞者が2年連続で選定された。昨年度は石川県の採卵鶏経営の市村さん、今年度は大分県の酪農経営の小原さんである。皆さんとともに受賞をお喜びしたい。 では、審査委員会を代表して審査講評を申し上げる。今年度の発表会への各県畜産会からの推薦事例19事例であった。まず第1回の審査委員会を10月7日に開き、審査委員により推薦調査書を慎重に検討し、最終的には投票によって大家畜部門4事例、中小家畜部門3事例の上位入賞候補を選定した。その後、審査委員が現地確認を行い、その結果を持ち寄って11月1日に第2回審査委員会で再度検討し、最優秀賞候補の絞り込みを行った。そして、本日の発表後に別室で行われた審査委員会で両部門の最優秀賞1事例を決定した。 審査の基準は資料にあるように、経営の収益性、安定性、持続性、発展性、技術の創意工夫、特色ある経営管理、さらにはふん尿処理を中心とした環境対策や地域との連携等を総合的に勘案にして最優秀賞を決定した。なお、最優秀賞には農林水産大臣賞と中央畜産会長賞、優秀賞には農林水産省生産局長賞と中央畜産会会長賞を授与する。
○受賞者名をクリックすると、それぞれの事例がご覧いただけます。
(*本審査講評は、発表会の審査講評の要旨を畜産コンサルタント誌編集部がまとめたものです) |