餌作り

【えさ・づくり】
肉用牛

 自家用の飼料畑で生産した粗飼料を、自給飼料といいます。
自給飼料を作って収穫するまで、それぞれ専用の機械を使います。
 肥育経営では、稲わらか乾燥した牧草しか使わない経営が多いですが、繁殖経営では、母牛に牧草やトウモロコシのサイレージを給与することもあります。

牧草

  • 1成長した牧草をディスクモア(モア、モアコンディショナー)という大きなバリカンのような機械で刈り取ります。

  • 2刈り取った牧草は、攪拌して適度に乾かした後にロールべーラーという機械で巻き取ります。

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  • 3左がロールべーラーで巻き取った牧草です。酪農家が「ロール」といえばこれをいいます。

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  • 4ロールは、ラッピングマシーンという機械を使ってポリエチレンのフィルムで密封します。

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  • 5ラップしたロールは、「ロールベールラップサイロ」といいます。この中で牧草は発酵して、長期間保存が可能になり、母牛にとってはごちそうになります。

稲わら

 稲わらは、特に肥育経営では重要な飼料です。ただし、飼料用に栽培しているのでは無く、お米を作っている農家さんから譲ってもらうか、業者から購入します。
 農家さんから譲ってもらう場合、お米の収穫後に一斉に収穫作業(「ワラ集め」と言ったりします)を行うため、この時期が肥育経営では一番多忙になります。

  • 稲わらの収穫には、ロールベーラの他、この写真のようなキューブ上に収穫できるコンパクトベーラーという機械も使われます。

トウモロコシ

 トウモロコシを飼料に使う際は、実も茎もまとめて細断し、「サイロ」で発酵させて使う方法が主流です(発酵させた飼料=“サイレージ”は人が食べる「漬け物」と同じようなものです)。
 肥育経営ではあまり利用されませんが、繁殖経営では利用されています。

  • 1トウモロコシは、人の背丈以上に伸びます。

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  • 2収穫には牧草と同じくバリカンのような機械をトラクタに取り付けて破砕しながら収穫します。

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  • 3収穫したものは、貯蔵・発酵施設=サイロに詰め込み、シートをかけて密封し、発行させます。

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