災害発生時に畜産経営が生産活動継続の上で直面した課題等
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福島県の平成24年の稲の作付け制限は、まだまだこのような状況です。東北大の農学研究科では、私の研究室と、ほかの4研究室が一緒に「菜の花プロジェクト」に取り組み、塩害に強いといわれる菜の花を、東北大がもっているジーンバンクの中から選び、作付しようと活動しています。
これから取り組むのがこの20キロ圏内の南相馬で、そこを菜の花で彩りたいと活動している人がいて、そのお手伝いをしていこうとはじめました。この地域の家には人は住めず、農家の人は時々帰ってきますが、自分の畑が荒れ放題になっていると気持ちが落ち込み、そこに花が咲いていれば少しでも気持ちが休まるだろうと活動している人がいます。
これをさらに進め、油糧作物生産として、ここで菜種を搾って油にし、バイオディーゼル燃料にする等、食用が難しければ、燃料に転換していく方向も考えられます。