耕畜連携と飼料用米利用の戦略 ~ウスイプロジェクトの挑戦~

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 耕種農家及び畜産農家に最大のメリットをもたらす方法のひとつとして、今回、私は22haの農地、水田の中で10ha分は生もみで入荷しました。大体生もみというのは乾燥経費が全国的にも1kg15円かかります。
 乾燥もみが仮に20円であれば、生もみは5円で入荷することができます。少々高い地代でも生もみを使うということで、経費を削減することができます。実際、乾燥施設のない農家は、請負のうちカントリーしかありません。それを畜産農家が請けられるということで、非常に喜んでいます。
 あと、刈り取りの際にも、軽トラックにフレコンバックをそのままセットした状態で、私どもは受け入れています。刈り取る時期を10日から2週間ぐらい遅らせることで、低水分化という、大体水分含量が18%以下になります。こうなれば寒い冬の間だけでも利用ができます。それでおおむね4割ぐらいのものは利用できますし、実際、年間給与量として生もみを1年間使われた方もいます。