耕畜連携と飼料用米利用の戦略 ~ウスイプロジェクトの挑戦~

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 1ヵ月後の開封の状況ですが、やはり破砕SGSというのは封をあけた段階では非常にカビだらけでした。私たちのSGSの調整が悪かったのかもしれませんが、基本的にはもみ殻と玄米、玄米は破砕されていますが、もみ殻はもみ殻の形で残っていますので、どうしても空気をしっかりと抜くことができず、カビが発生したのではないかと思っています。
 「もみのSGSは消化が悪く」というのは、もみのままだとほとんどふん中に出るので、飼料としての利用は不可能だろうと思いました。他県は、プレスバンダーという機械で、品質のいいSGSをつくることになっています。もみ殻自体も粉砕して密度を上げることができるため、SGSの品質がいいものだと思っています。この時点で、もみ殻も破砕できるような破砕機の開発が必要だと強く感じました。