震災を乗り越えた若き牛飼いの道のり

※画像をクリックすると拡大してご覧いただけます
 
 その後、肉用牛を 1,200頭ほど飼育していた大規模肥育農場が独自に、残された牛のヘリコプターでの空輸をはじめました。やがて我が家の牛もヘリコプターで救出してもらえることになり、実際に助け出せたのは、震災発生から1ヵ月後のことでした。その間、野放しだった牛たちは野生化し、つかまえて集めるのは大変なことでしたが、県や農協などの職員の方々、牛飼い仲間の手助けがあって、ようやく救出にこぎつけることができました。