地域の養豚経営と歩んだ復興

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 これが最初に見てもらった母豚豚舎のすのこが落ちた様子です。柵で仕切られていましたが、豚が乗り、ふんが落ちる所を支えていた部分がすべて落ちてしまいました。下に全部母豚が落ち、すのこが片方かかっていてもその下に潜り込んだりしていたので、これを引き上げる作業を従業員たち総出で、1日かけて、社長も含め行いました。
 今は新しく整備し、すべて見やすい状態で効率のいい形にしようと、これを機にウイークリー生産からスリーセブンの生産に転換しました。
 メリットとしては、グループ化できるということ、3週間に1回の分娩で済むこと、3週間に1回の離乳で済むこと、3週間に1回の種つけで済むということです。
 300頭の一貫経営でスリーセブンにすると、42頭のグループ分けになり、1回の分娩をします。それが1週間で1回の分娩です。
 次に、離乳になれば42頭すべて離乳します。子豚もついているので、10頭前後の離乳になり、400頭を一気に離乳舎にもっていきます。
 種つけも同じで、すべてAIです。自家採種をしていますので、すべて従業員が離乳の管理、種つけの管理をしています。従業員が私を含め3人で、全ての作業をこなし、ウイークリーではなかったメリットが今は見えてきています。
 大きなメリットとしては、作業の共有化、先をよむ人の動き方、そういうもののメリットがあります。