5.地域間比較分析

表5:地域間比較(平成9年度)
 

近畿

九州
集計戸数

9

6

労働力員数 (人)

1.7

2.0

 うち家族員数 (人)

1.4

1.8

平均飼養羽数       (羽)

23,881

32,041

年間出荷羽数        (羽)

149,645

141,560

家族労働力1人当り年間経常所得 (千円)

6,142

3,974

平均飼育羽数 100羽当り年間経常所得(円)

22,141

22,876

出荷 100羽当り経常所得 (円)

3,581

4,819

出荷 100羽当り販売価額 (円)

53,853

44,434

100羽当り出荷時平均生体重量 (kg)

299.0

277.2

生体換算1kg当り販売単価 (円)

177

160

育成率 (%)

95.3

95.4

飼料要求率

2.26

2.22

年間出荷回転率 (回)

6.22

4.39

平均飼育日数 (日)

59

56

労働力1人当り平均飼育羽数   (羽)

15,325

15,931

労働力1人当り年間出荷羽数   (羽)

94,444

70,021

出荷 100羽当り労働時間     (時間)

3.0

3.2

雇用依存率    (%)

21.4

10.6

所得率     (%)

6.4

11.4

鶏舎1m2当り年間経常所得     (円)

2,453

3,316

鶏舎1m2当り年間出荷羽数     (羽)

69.3

64.1

近畿と九州の比較によって,近郊産地と遠隔産地との比較を行う。
(1)平均飼育羽数は近畿で小さく,九州で大きい。
(2)販売単価は近畿で高く,九州で低い。
(3)出荷体重は近畿で大きく,九州で小さい。
(4)出荷回転率は近郊産地で高く,遠隔産地で低い。
 結果として近畿では,1人当り飼育羽数がやや小さいものの,回転率が高く,1人当り出荷羽数や出荷羽数1羽当り労働時間では,遠隔産地とほぼ同様ないしはそれを凌ぐ水準となっている。
 収益性の面では,1人当り所得額は近畿の方が九州よりも高い。
 相対的に,九州ではコスト低減,近畿では高販売価格により,1人当り所得を向上させるという特徴が見られる。


  

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