㈱フリーデン大東農場は岩手県一関市にあり、105haの広大な土地で2万3,000頭の豚を飼養する。月間の出荷頭数は3,700頭で当社の7ヵ所ある肥育農場の中でも主力農場である。平成16年から、一関市大東町、(独)農研機構・畜産草地研究所、東京農業大学、全農グループと連携して「飼料米を活用した豚肉の生産システム」の取り組みを進めており、現在は26営農組合と「飼料米利活用協議会」を設立し、休耕田に大東農場で発生した堆肥を施肥し、そこで栽培した飼料用米を肉豚に給与して「やまと豚米らぶ」のブランド名で有利販売を行う地域循環型農業を実現している。東日本大震災では石巻工場近くに保管されていた飼料用米が津波で被害にあった。しかし、内陸部に保管されていた飼料用米により「米らぶ」の早急な再開ができた。