あいであ&アイデア

牛床の凹凸による滑り防止

菅井  勇

 

 家畜の事故はちょっとした拍子に起こってしまい大きな損失になります。肥育牛の股裂きもボロ出しの際などに起こりやすい事故で、特に出荷間近の牛で起きやすく苦渋をなめた経験の方も多いはずです。
 ここで滑り防止の一工夫をされているアイデアを紹介します。
 山形県東根市に住む原田利光さんは肥育牛160頭規模と果樹の複合経営です。ご両親は養鶏をやっていましたが、本人は荷供養牛経営に引かれ現在に至っています。肉質および増体重視の肥育形態で、出荷体重は740kg平均と県内ではかなり大きい方です。この規模と牛の体格でありますが、事故らしい事故はほとんど起きていません。
 滑りどめの方法は牛舎を造る際にまだコンクリートの固まっていない牛床に厚さ約3cmの木の板を押しつけ、約20cmの幅で溝を付けていきます。敷き料が厚く敷き詰めてあれば全く問題ありませんが、薄い場合やボロ出しの際に敷き料のない床の上を牛が歩くとき効果を発揮します。

 

(報告者:山形県畜産会畜産コンサルタント)


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