災害発生時に畜産経営が生産活動継続の上で直面した課題等

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 これは畜産への影響をまとめたものです。一番上の乳用牛は、全国ベースでいくと、平成23年と平成24年を比べ、3%ぐらい減っていて、これまでと同じような流れで、毎年数%ずつ減っている傾向は変わらないですが、これに比べ戸数ベースでみると、岩手県、宮城県が大体6、7%ぐらいの減です。それに比べ福島県は、15%ぐらい減っていて、福島に対する影響がいかに大きいかということがわかります。
 次に肉用牛は、戸数ベースで25%ぐらい減り、養豚では、10%ぐらい減っているということで、福島に対する影響はかなり大きいといえます。
 採卵鶏では、羽数ベースでみると、全国ではほとんど減ってなく、減っていてもわずかです。それに比べ、岩手県は、震災後に増えて、宮城県でも若干増えていて、岩手県、宮城県に対する羽数ベースは、それほど大きな影響はなかったといえますが、福島県でみると、40%ぐらい減っていて、非常に大きな影響があったと、この数字からみてとれます。