震災を乗り越えた若き牛飼いの道のり

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 また、日本一の牛飼いを目指して、繁殖成績の向上、枝肉品質の向上、売上高の向上の3つを目標に、生産技術の改善と増頭に取り組んできました。
 繁殖部門では低コストでコンスタントに自家産肥育元牛を確保するため、生産の回転率を上げることを意識して繁殖牛の管理・観察を行った結果、平成23年の分娩間隔は目標としていた1年1産を達成しました。
 肥育部門では肥育期ごとの適切な飼養管理を実践し、また、牛にストレスを与えないよう、牛舎内の整理整頓、静かな環境を保つことを心がけました。その結果、震災直後では30%台で低迷していた枝肉格付4等級以上率は平成23年には 100%と、経営再建当初の目標であった95%以上を達成しました。
 また、計画的に増頭を進め、平成23年の出荷頭数は28頭となり、目標の30頭をほぼ達成しました。