岩手県では平成14年、トレースビーフカード、(TBC)という仕組みをつくりました。これはえさの給与、肥料、生産履歴、全部それをカードで公表し、登録するものです。
 また、いわて短角和牛認証制度がございます。これは、子牛の誕生から出荷までの間の条件等を定めたものです。基本は県内産で自然そのもので育てるということで、詳細は11項目に定められています。特に誕生から出荷まで誰がどこで育てたかということを先述のTBCを活用しながら全部確認することができます。認証のための総合的な最後のチェックというのは12地方振興局の委員会で行っておりまして、最終的に合格したものが「いわて短角和牛認証シール」をつけて肉屋で販売するという仕組みになっております。