短角牛の特徴は、一言でいうと、牧野山林における放牧、夏山冬里におけるまき牛繁殖です。飼いやすく、放牧適正があることから粗飼料の利用性に富んでおります。肉質は赤身肉でヘルシーでございます。しかし、季節繁殖のために子牛の生産は2月から4月に偏っております。黒毛和種と比べておおむね子牛価格、枝肉価格ともに2分の1程度で安い。さしが入りにくいということで、今の格付評価では低くなり、8割が2等級という状況になっております。