6つ目は、肉用牛への給与です。繁殖牛では、乾草の2分の1ぐらいまで置きかえても繁殖成績には影響しないという結果が九州沖縄農研の研究で出ました。一方、肥育牛は非常に良く食べますし、増体も優れていますので、1日1%ぐらい濃厚飼料を節減できるという成果がでております。また、肉質については、これは黒毛和種ですが、A4からA5ぐらいが期待できるという数値を東北農研センターの方で出しています。最近では、飼料稲にはビタミンAが含まれているのですが、それによって肉質が長く保持できるという新しい知見もでているところです。