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ここからは技術開発の概要についてお示しします。
この技術の最も重要なポイントは、プライマーの設計です。これは、ふやしたい目的配列を模式的に示したものです。A、T、G、Cのアルファベットは、遺伝子の暗号の頭文字です。目的の配列は、これがずっと何百もつなっがったものとイメージしてください。それに対してプライマーというのは、このようにふやしたい配列の端にくっついて、目的配列を複製するきっかけとなる数十個程度の短い配列のことです。ここを開始点として、このように目的配列を複製していきます。この短いプライマーのアルファベットの並び方や長さが、DNAをふやす早さや特異性に影響します。
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