地域に根ざした酪農を目指して池田 邦雄
1.地域および酪農の概要
2.経営の経過と概況
3.経営の成果平成10年12月末現在における当期費用と生産原価および酪農部門の損益は表12、表13のとおりで、償還金控除後の所得は1353万円である。 4.昭和60年代の経営について 当初、父親から引継いだ経営を複式簿記の取組みで、その内容を広くみることとなり、分析と見直しをすることで、自分の経営に近づきつつあった。 その内容は、いろいろと悩み苦しんだなかから、飼料給与の改善による乳量増加の追求から、立地条件を生かした徹底的な放牧と、季節分娩への取組みで生産性をあげることにした。 この考えは昭和60年、草地酪農の本場ニュージーランド、オーストラリアでの研修で、さらに私の決意を強くした。 この目標に向かって、自分の条件に合った放牧型の酪農経営を確立するため、草地の管理と放牧草の確保に努力を重ねてきた。 試行錯誤しながらも、いろいろな経験を積重ね、目標とする経営に近づくことができた具体的行動は次のとおりであった。
委員による現地審査の模様 |