表6  種雌豚1頭当たり所得階層別の収益性(平成9年度)

(単位:頭、円)

  下位20% 中位60% 上位20%

集計件数

21

62

21

種雌豚飼養規模

76.1

96.7

66.7



子豚販売収入

1,781

1,979

211

肥育豚販売収入

514,566

590,580

692,435

候補豚販売収入

  

1,647

14,940

その他

4,124

15,255

9,729

520,471

609,462

717,315




期首飼養豚評価額

147,496

152,918

156,580






種付料

407

360

482

もと畜費

19,115

20,380

20,653

購入飼料費

353,945

351,339

375,438

自給飼料費

    

7

62

敷料費

842

1,222

1,142

労働費

67,243

73,052

83,423

診療・医薬品費

26,866

27,141

23,347

電力・水道費

16,218

17,641

16,178

燃料費

5,912

5,119

5,383

減価償却費

36,421

36,566

38,799

その他

16,707

25,231

25,261

当期生産費用合計

543,677

558,058

590,169

期中種豚振替額

13,047

17,702

16,083

期末飼養豚評価額

156,383

155,813

160,656

売上原価

521,743

537461

570,010

売上総利益

-1,272

72,001

147,306

販売費・一般管理費

70,659

75,709

92,263

営業利益

-71,932

-3,708

55,043

営業外収益

56,248

60,888

53,567

営業外費用

21,998

20,383

12,622

経常利益

-37,682

36,796

95,988

経常所得

19,980

104,951

176,536

当期償還額控除所得

-9,658

70,753

159,902

同上償却費加算額

26,763

107,319

198,702

家族労働力1人当り年間経常所得(千円)

921

4,476

6,391

[1]売上高合計で上位20%は下位20%に対して高くなった(8年度27.3%、9年度37.8%)。
[2]売上原価でも上位20%は下位20%に対して高くなった(8年度10.3%、9年度9.3%)。
[3]当期生産費用の労働費は8,9年度とも所得階層が上位になるほど高くなった。
[4]とくに労働費のうち雇用労働は所得階層が下位になるほど高く、家族労働費は上位になるほど高くなった。このことが経常所得に影響し、所得階層の差になった。
[5]当期生産費用の診療・医療費は8,9年度とも所得階層が上位になるほど低くなった。
[6]8,9年度とも、下位20%は営業利益、経常利益とも赤字となった。
[7]9年度は中位60%営業利益が赤字となった。
[8]9年度の8年度に対する経常利益は、それぞれの所得階層で低くなった。


  

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