[4]その他再生・復興に向けて参考になる取組み

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 飼料用米は後で説明するまでもなく、新規需要米ということで、急速に作付面積が 増えており、水田を利活用して国産の飼料ができるということがメリットです。また、飼料用米にはいろいろなオレイン酸がふえるといったような機能性もあり、飼料用米を媒介にして地域の資源循環、堆肥の利用を含めてそういったことができるということで、ふえています。
 グラフは作付面積の推移を示したもので、棒グラフの右軸は新規需要米のトータルの面積です。折れ線グラフは内訳になっていて、点線が稲WCSで順調に増えてきています。黒丸の実線が飼料用米で、急速に増えて、2010年に追いついて、2011年には抜き去っています。ただし、実は去年の2012年には、この飼料用米の拡大が止まってしまいました。
 白丸の実線は米粉用米で、もっと減少していますが、この辺がまだ詳しい分析というのはないかもしれません。私がいくつかみている事例では、やはり飼料用米が停滞してしまって、WCSに比べて耕畜連携や実需等がきちんとできていないことがひとつのポイントとしてあるのではないかと思っています。