さて、次にご発表いただきます新潟県の関さんは、平成16年の中越の大震災を経験され、スライドにもその救助の様子、被害の様子がわかりますが、、村を挙げて、まず避難したのは、この山古志村が初めてだと聞いています。
アルパカの事例調査で、実は、私も先般、山古志村に行きました。もはや震災のつめ跡をみることは、表向きはありません。道路も整備され、社会基盤も整備されているようですが、そこで新たに肉牛をいかにして再興したのか、ぜひお話を伺いたいと思います。
続いて、平成3年、雲仙普賢岳の爆発に伴う大火砕流で被災し、そこから新たに立ち直った酪農家の皆さんの取り組みです。特に私自身が興味あるのは、農用地をうまく確保して、自給飼料生産に傾注していることです。
そして最後は、私たちの記憶に最も新しい、平成22年の宮崎県の口蹄疫についての事例です。家畜がゼロになり、そこから出発し、それを契機として立ち上げた新生養豚プロジェクト。自分たちの力で衛生管理を徹底しようと取り組んでいます。特定疾病、例えばオーエスキー、PRRSがないような地域、自分だけではなく地域を1つの経営体とみて、防疫管理を行っているという非常に先進的な事例です。
ぜひ私たちが、このお三方から今後の災害にも備えるということの一助になれば幸いかと思います。
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