サラリーマン家庭で育った飼原氏は、農業大学校の卒業と同時に、土地なし、畜舎なし、資金なしであったが、熊野牛ブランド化推進協議会の会長に出会い、肉用牛繁殖経営に新規参入し経営基盤を築くに至った。現在は繁殖雌牛10頭を飼養し、和歌山県の肉用牛農家の一員となっている。........
岡山県津山市宮部上地区は、貴重な環境を残す一方、耕作放棄地・限界集落(県では、小規模高齢化集落)といった言葉が背中合わせに存在する。多くの中山間地域が、高齢化や農家の担い手不足などにより同様な問題を抱えている。そんな中、地域外で農業以外の分野で活躍していた夫婦が、県が実施している肉用牛入門講座........
久美子さんは博多の非農家出身で、結婚してから普段の何気ない出来事をブログで語ってきた。登場するのは、母牛、子牛、飼い犬、主人、時々遊びにくる主人の甥っ子。まれに獣医が出てきて、診療や授精の様子を自らの視点で綴っていた。そんなブログをみて、田舎での牛飼いの日常に触れた人間も少なくない。平成22年5月........
藤岡数雄、美江子夫妻は和牛の子牛生産を行ってきたが、家族内協業という新しい形態で息子3人を後継者として育成し、経営継承を円滑に進めつつある。現在の経営規模は、成雌牛約220頭。数雄さんと長男真澄さんで100頭、次男悦郎さんが70頭、三男勇作さんが50頭と分離して責任を負わせている。家族内協業経営........