主な仕事内容

 牛のエサとなる牧草や飼料作物は、牛の生育や乳量に関わる非常に大切なものです。その牧草の種子を調達することが主な仕事ですが、調達方法には2通りあります。一つは、海外から日本の気候に合う牧草の種子を選別して、買い付けを行うこと。もう一つは、自社で開発したオリジナル品種を国内外の契約農場で栽培し、種子を生産することです。

関連資格など

普通自動車免許

仕事のフェーズ

1日の流れ(例)

この仕事の魅力

 牛のエサとなる牧草は、種子がなければ育てることができません。しかし、種子の生産は気候に左右されることが多く、常にリスクが伴います。そのような中でも品質の高い種を生産して収量を確保し、種子の生産農家にも畜産農家にも喜んでもらえる結果を出せた時は大きな達成感があります。牛の命を育む一端を担うことは、業界全体を支えることであり、日本の食料生産を支えることです。その自負と誇りを持って取り組める仕事です。

どうすればなれる?

 特に必要な資格はありませんし、農業関係の学部以外でもこの仕事に就くことができます。車を運転する機会が多いので運転免許は取得しておいたほうが便利です。

従事者のコメント

 仕事で大切なのは、相手を思いやって行動すること。特に生産農家のことを一番に考え、次の工程を担う人が仕事をしやすいように動くことで、質の高い仕事につながると思っています。学生時代は、遊びでも勉強でも、できるだけ幅広く、いろいろな経験をすることが大事です。蓄えておいた知見や経験が、やがて仕事の課題をクリアする新しいアイディアにつながったり、思いがけない局面で役に立つものです。学生のうちに、いろいろなことにチャレンジしてみてください。

関連動画

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※動画は「畜産映像情報 がんばる!畜産!」にて公開されている動画です。その他動画はコチラからご覧ください。

一般社団法人 日本草地畜産種子協会ホームページ
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