Webでさらに詳しくチェック!Webでさらに詳しくチェック!主な仕事内容仕事の魅力主な仕事内容仕事の魅力家畜家畜改良 世界各国の方々と接するので、コミュニケーション能力が必要とされます。また、深夜便や早朝便に対応するため勤務地によっては夜勤もありますので、慣れるまでは少し大変でした。採用試験では畜産等の知識が問われますが、大学で学んだ知識は、家畜防疫官として仕事をしていくうえでのベースとなっています。仕事は現場での経験を生かしながら覚えていきます。最初は分からないことだらけですが、職場の雰囲気がとても良く、先輩がサポートしてくれるので安心です。 (空港・海港勤務) 大学時代は食品製造残さを利用して製造された飼料の研究をしていましたが、配属先の十勝牧場では肉用牛の改良増殖に携わっています。これまで牛を扱ったことはなかったことから、最初は戸惑うことが多かったです。職場のOJTなどにより幅広く業務のスキルを身につけていく中で、自分の力を発揮できる仕事を見つけられたらいいと思っています。仕事量が多いので、優先順位を考えながら計画を立てて業務を遂行することが求められます。また、一人だけで完結する仕事ではないので、協調性も重要です。22関連資格など●国家公務員※農林水産省畜産系技術職員(国家公務員採用一般職試験[大卒程度試験]相当) 農林水産省獣医系技術職員(国家公務員採用総合職試験[院卒者試験]相当)関連資格など●家畜人工授精師●家畜受精卵移植師仕事のフェーズ水際検疫仕事のフェーズ国の仕事 家畜防疫官は、全国の主要な貿易港や国際空港に設置されている動物検疫所において、海外から輸入される動物や畜産物の検査をして家畜の伝染病の侵入を防いでいます。動物の場合は一定期間係留しての検査も実施します。また、海外に輸出する動物や畜産物も相手国の受入条件等を確認しながら検査を実施します。家畜防疫官は空港での手荷物検査の他、国際郵便局での郵便物検査、港湾での船舶貨物検査、係留施設での動物の検査など、様々な場所で活躍しています。 水際検疫の最前線で日本の畜産業や安全な暮らしを守るために活躍できるのは、大きなやりがいです。また、多様な国籍の人と業務を通じて交流したり、専門知識を活かして動物と触れ合ったり、様々な業務に携われることも魅力です。動物検疫所は北海道から沖縄まで各地に設置されているので、転勤によってその土地の風土や食文化に触れられる楽しみもあります。産休、育休はもちろんのこと、復帰後の福利厚生がしっかりしているので、男女ともに安心して働くことができます。男性の育休も定着してきています。 独立行政法人家畜改良センターは、日本の畜産の発展と国民の豊かな食生活に貢献することを使命とし、家畜の改良増殖や飼料作物種苗の生産・供給と検査に関わる業務などを行う国の機関です。飼養管理技術、遺伝子解析技術、肉質評価技術、繁殖技術といった、家畜改良における実践的な新技術の開発・普及にも力を入れ、生産した優良種苗・種きんを全国に提供しています。本所は福島県にあり、北海道から九州まで全国にある11か所の牧場・支場では、牛、豚、鶏、馬、羊、山羊といった多様な畜種を扱っています。各牧場で特色が異なるので、数年ごとの人事異動によって幅広い仕事を経験できます。畜産系技術職員は、事務的な業務に加えて、現場に出て家畜を扱う機会も多くあります。 家畜の改良を行う上では、実用新技術の調査・研究も重要な業務です。例えば肉用牛の黒毛和種について、一卵性双子を用いた種畜の生産に取り組んでいます。一卵性双子は能力が遺伝的に同一であることから、種雄牛または種雌牛としての選抜精度や改良速度の向上に利用することが可能です。このようなことを通じ、家畜の能力向上・種畜の供給といった日本全体の畜産の発展に関わる仕事ができることは、大きなやりがいになっています。また、多様な畜種を扱い、さまざまな経験が積めることや、全国に職場があることから、全国各地の暮らしが経験できることも魅力です。防防疫疫官官セセンンタターー
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