ちくさん WORK STYLE BOOK
14/24

Webでさらに詳しくチェック!Webでさらに詳しくチェック!主な仕事内容仕事の魅力主な仕事内容仕事の魅力酪農装蹄師師 大きな動物が好きで、畜産科のある高校を卒業後、農業大学校へ進みました。牧場勤務を経て、酪農ヘルパーになって4年目。地域の多くの酪農家と関わることができ、コミュニケーションの輪が広がるのは楽しいです。酪農ヘルパーになってから、大型トラクターの運転ができる大型特殊免許を取得しました。酪農ヘルパーを必要とする酪農家さんの役に立てるよう、仕事をどんどん覚えていきたいです。現在、40〜50軒の農家さんを回っていて、いずれも自宅から車で1時間ぐらいの範囲です。日中の休憩時間は自宅に戻って休んだり、農家さんから頼まれた仕事をしたりと、自由に使っています。週休2日で、いつ休むかも自分の希望で調整できるので、大好きな千葉のテーマパークに遊びにいくこともあります。14関連資格など●普通自動車免許関連資格など●2級認定装蹄師●1級認定装蹄師●指導級認定装蹄師飼養・生産製造・加工流通・販売飼養・生産製造・加工流通・販売 装蹄師の仕事に一番必要なのは、根気です。技術を身につけて、顧客から信頼を得るまでには長い時間が必要となります。就業して3年間継続できると、だんだん仕事の面白さや技術を実感できますから、この期間を乗り越えられるかどうかが分岐点です。また、装蹄師は調教師や厩務員、馬主に担当している馬の状態を説明することも大切なので、他の仕事と同様にコミュニケーション力を高めることも必要です。技術と知識が身に付けば独立できるので、自分で稼いで一国一城の主になる道も選択できます。仕事のフェーズ仕事のフェーズ 乳牛は1日に朝夕2回の搾乳をしないと乳房炎などの病気になってしまうため、酪農の仕事は1年中1日も休むことができません。酪農ヘルパーは、酪農家が休みたい時に休めるよう、搾乳や餌やり、清掃などの作業を代わりに行います。ヘルパーといっても補助的な役割ではなく、酪農家が安心して仕事を任せられるよう、高い技能が求められます。朝の仕事が終わると、昼間は長い自由時間となり、夕方からまた仕事をします。牧場へは車で通勤することになるので、普通自動車免許が必要です。 毎日、異なる牧場に出勤し、牧場ごとのやり方に従い作業を進めるので、酪農のスキルを多く身につけることができます。経験を積み重ねる中で酪農家の信頼も得られ、喜んでもらえることも大きな励みになります。将来、自分の牧場を持ちたいという夢を持つ人や後継者にとっては、さまざまな飼養管理方法や施設、機械を知ることができ、自らの経営に生かすことができるというメリットもあります。日中の時間が自由に使えることも、この仕事ならではの魅力です。 装蹄師とは馬の脚や蹄(ヒヅメ)を管理する専門の技術者のことです。蹄は馬の体重を支える部分であり、蹄鉄はいわば靴のような役割を果たすもので、競走馬など運動量が多い馬では全ての蹄に蹄鉄を付けています。このような馬が運動すると蹄鉄はすり減り、蹄も伸びるため、専門の刃物で蹄を削り、それに合わせて新しい蹄鉄を調整して付け直す「装蹄」という作業が必要になります。この作業が装蹄師の主な仕事になります。この装蹄の基本は、馬の立ち方や動きを見て蹄のバランスを調整することで、脚への負担を少なくしてパフォーマンスを向上させることです。 人間と同じように馬にも癖があります。走り方の癖によって、蹄鉄のすり減り方も違います。そのため、基本的に蹄鉄はオーダーメイド。馬に合わせて微調整を重ね、走らせてみて、また調整を加えます。蹄への力のかかり方を予測しながら、様々な工夫を加えて装蹄し、馬にとって良い結果を出せた時が一番嬉しく、やりがいを感じる瞬間です。簡単には答えが出せない仕事だからこそ面白く、突き詰めていく喜びがあります。ちくさん WORK STYLEBOOKお仕事ガイドヘヘルルパパーー

元のページ  ../index.html#14

このブックを見る