受精卵の性別は、性染色体の組み合わせで決まります。XYだと雄、XXだと雌ということになります。遺伝子検出による性判別法では、このY染色体上にある雄に特異的なDNA配列を増やすことにより、性別を判定しています。道立畜試では1991年からPCR法による性判別のためのプライマー開発に着手し、97年に雄牛に特異的なDNA配列S4の特許を取得しました。