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宮崎県では、飼料稲の生産拡大方針を打ち出し、種子の緊急増殖のために国富町が県から20haの採種圃を引き受けました。
その一方で、行政、農業団体、畜産農家と耕種農家が参加する国富町飼料用稲生産振興会を発足させました。この生産振興会は、飼料稲生産と利用を担う構築連携システムの中で、畜産農家と耕種農家の合意を形成する上で重要な役割を果たしております。
このほか、町では、国富方式と呼ばれている簡易なビニールスタックサイロの作製費を補助したり、県の試験場などの支援を受けて栽培講習会や給与技術の普及に努めました。
こうした飼料稲の取り組みに各方面の方々に注目していただき、13年には九州農政局主催の九州地域飼料イネ生産利用現地検討会が本町で開催されたのを初め、県内外から多くの研修視察においでいただいております。平成12年の飼料稲栽培面積は155ha、13年には231haに達しておりまして、飼料イネは国富町の農業の中にしっかりと根づきました。
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