活動・取組み内容の調査報告

 

埼玉県・青木雄治経営(酪農)

 

 青木さんの経営は、「牛づくり、草づくり、土づくり”日本一の酪農経営を目指して」というタイトルで平成13年度全国優良畜産経営管理技術発表会で優秀賞を受賞した事例であり、(社)中央畜産会と(社)秋田県農業公社が平成192月に開催した『平成18年度優秀畜産表彰中央情報交流会(秋田開催)』において話題提供いただいた事例である。

 

 

1 現在の経営概況(平成17年)

(1)飼養規模

 経産牛40頭(搾乳牛35頭)、育成牛24

(2)労働力

 4人(経営主、妻、長男、次男)

(3)生乳生産状況

 年間産乳量 8,715kg、乳 脂 率 3.93%、無脂乳固形分率 8.58

(4)繁殖成績

 分娩間隔 13.0ヵ月、平均産次数 2.9

(5)経営収支・生産費用

 経産牛1頭当たり牛乳販売収入 823千円

    〃    購入飼料費 267千円

    〃    自給飼料費 12千円

    〃    労働費 111千円

 牛乳1kg当たり生産原価  69.56

 

 

2 取り組みの特徴

 ・個体管理の徹底による乳牛改良

 

 ・自給飼料生産への積極的な取り組み(利根川河川敷の活用、ロールベール体系)

 

 ・たい肥を積極的に利用した土づくり(酪農専業化以前より循環型農業を実践)

 

 ・地域との社会に調和した活動(消費者が遊びに来たくなる牛舎風景の設置、幼稚園児や小学生の見学受け入れ)

 

 

3 写真

 

牛舎

 

牛舎遠景

 

牛舎内部

河川敷を飼料畑として活用

 

地元の小学生を牧場に招いて食育活動

 

小学生に給餌などを体験させている