(表3) 5種類の制限酵素を用いたハム、ソーセージ等加工肉における遺伝子診断の結果例
制限酵素の種類(+:PCR増幅部分が酵素で切断された、−:切断されない)
MC1R遺伝子用KIT遺伝子用
HhaINlaIIICsp45IMseISmaI
純粋バークシャー種
ボンレスハム(A社)
ロースベーコン(A社)
ベーコン(A社)
ウインナー(A社)
F1バークシャー
ボンレス(A社)+/−+/−+/−
ロースベーコン(A社)+/−+/−+/−
ベーコン(A社)+/−+/−+/−
ウインナー(A社)+/−+/−+/−
ウインナー(B社)+/−+/−
ボローニア(B社)+/−+/−
フランクフルト(C社)
その他の品種
ボンレス(D社)
ロースハム(E社)
ロースハム(F社)
ウインナー(B社)
ウインナー(F社)
ウインナー(E社)
HhaI:+は茶色、−は白色とバーク
NlaIII:+は白色の遺伝子型をヘテロまたはホモに持つ、−は白色遺伝子型を持たない さらにc―KITの他の部位の来歴判定用多型を用いると
東洋型(日本イノシシ、中国豚、バークシャー)
西洋型(デュロック、ランドレース、大ヨークシャー)
未定型(現在の所、来歴不明で東洋型、西洋型以外の型、バークシャーもこれを持つ場合がある)
Csp452:+未定型と西洋、−東洋型
MseI:+未定型、−西洋型と東洋型
SmaI:+東洋型と未定型、−西洋型
測定結果:F1フランクフルト以外はすべて表記どおりの材料が用いられている。F1フランクフルトにはバークシャーは入っていない可能性がある