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経営部門特別賞 |
1万kgへの道のり
中島薫さん(左)と奥様の綾子さん |
地域の概要
中島薫氏の住む武雄市は佐賀県の西部に位置し、佐賀市より西へ35kmに立地しています。市の総面積は127平方キロメートル、耕地面積2,250ha、このうち約80%が水田となっています。
経営の概要 中島氏の酪農経営は、水田4ha程度(借地2,5ha)での水稲、麦等との複合経営で営まれており、水田を飼料作物栽培の基盤とする水田酪農の形態として、本県でも数少ない存在です。経営規模は、経産牛頭数30頭程度と県の平均的規模であり、労働力は本人と奥さん、父親の3人で年間12日のヘルパーを利用し、経産牛1頭当たりの労働時間は年間137時間で、1人1日当たり6時間程度と比較的ゆとりを持った経営がなされています。 経営改善への取り組み 個体能力を向上させるため、牛群検定に参加して選抜淘汰を実施し、系統としては千葉のチュンキー、北海道のサニーローン、米国のグリーバンフスの3系統に絞り改良を推進。結果として、経産牛1頭あたり9,000kg台の乳量を生産するようになりました。
今後の改善計画 頭数規模は、現在の経産牛30頭程度を維持する少数精鋭主義を守り、乳量がコンスタントに10,000kgを出せる牛群の改良に努めていきます。
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