搾乳

【さく・にゅう】
酪農 つなぎ牛舎
作業時間の目安
【準備】
20分程度
【搾乳】
60分/30頭程度
【片付け】
20分程度

牛の乳は、1日に2回~3回に分けて搾ります。これを「搾乳(さくにゅう)」といいます。つなぎ牛舎では、牛をつないでいるところに搾乳のための機器を持っていき、それぞれの場 所で搾乳を行います。乳が綺麗な状態で搾れるように、酪農家は細心の注意で作業をしています。

  • 1搾乳に使う道具を牛舎内に用意します。

  • 2乳頭を殺菌剤で消毒します(殺菌効果を出すために、30秒以上薬が付いた状態にします)。

  • 3「前搾り」をします。前搾りには、「乳頭に溜まっている異常乳の排泄」「乳頭口の通りを良くする」「異常乳の発見」「刺激を与えて乳を出や すくする」などの効果があります。前搾りの乳は、確認のため別の容器に搾り、出荷はしません。

  • 4前搾りの後に、再度乳頭を殺菌剤で消毒し、殺菌剤と汚れ、水分をきれいに拭き取ります。

  • 5空気の力を利用して乳搾りを行う「搾乳器」を牛の乳頭に取り付けます。この搾乳器を「ミルカー」といいます。

  • 〔搾乳の様子〕ミルカーで搾られた乳は、牛の上にある送乳パイプで、冷蔵庫へ送られます。出荷するまでは、この冷蔵庫(バル ククーラー)で貯蔵されます。

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    再生時間 00:11/ファイルサイズ 1.9MB

  • 6搾り終わったらミルカーを外し、乳頭を殺菌剤入りの液に浸して保護します。

  • 7搾乳作業が終了したら、ミルカーなどを掃除し、洗浄・殺菌消毒して保管します。

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    再生時間 00:16/ファイルサイズ 2.4MB

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